3人ともが予定時刻よりはるかに早く集まる気合いの入りようですでに磯の上。
釣り始めて数分。
すでに「ヤバい」と連発するとなりのわんぱくおやぢサン。
磯裏に居るkamikazeサンも何か叫んでいる。

この釣りは1投目から勝負が始まることが多いらしい。
確かに去年も自分以外は磯に上がるなり魚を次々釣り上げていた。
それが今年は来ない。
となると…「数分勝負やね」
マズメの時合に賭けて、投げ過ぎて逆に場を荒らさないようにのんびりと構えるおやぢサン。

自分は…反対側でただ投げ続けていた。
経験が無いので短い時合なんてまだ信じることができない。
自分側の磯際、たまに出来る足元のサラシ、そこに持ってる3gを全て投げていた。
ジグヘッドにシンプルなピンテールワーム、マイクロワインド、そしてさっき堤防で釣れたエスマジック。
…来ない。
そこでルアーを“R-32”と8gのジグヘッドにチェンジ。
去年釣れた組み合わせ。
教えてもらった時はこんなオリジナルサイズのR-32にメバルが喰うのか?と信じられなかった。
しかし今年のマズメはこれに賭けることにする。

少し明るくなってきて焦る。
おやぢサンもキャストを再開した。
磯裏に居るkamikazeサンは何か叫んでいる。
え?アタリが出だした?

すると…ググン!
不意に自分にもアタリ!
何か重い引き!
足元まで寄せてもそこからまた暴れられてもう必死。
サラシの中から何とか抜き上げると…デケー!
釣ったこと無い大きさの黒いメバルの魚体が現れた。
尺は全然無さそうだが、今回目標にしていた25cmはありそう。
R-32は丸呑みで口の中に収まっている。
これは嬉しい!眺めてー!写真撮りてー!

しかし時合の短いこの釣りでそんなことをするのは愚か者と何度も二人から聞かされている。
バッカンに放り込みすぐに次のキャスト。
数投目にククン!
アワせると今度は軽く上げられた20cmちょっとのメバル。

さらに続けてサラシの中でグンッ!と引っ手繰られる!
今度はデカそう!
浮かせれば真っ赤な口。
カサゴか?にしては大きい。
抜き上げると…アコウだった!
思い切り中層で喰うんだね。
まさかまた会えるとは。

…と、この3連発がわずか数分の間に。
その後はピタリとアタリが止まる。
最初のアタリから鳴りっ放しだった心臓の鼓動が明るくなるにつれて少し静まってくる。

となりのわんぱくおやぢサンは…
今年は自分の立った方が当たりだったようで、明るさを見てすでに「終わった」と宣言してる。
そこからは足元のカサゴ狙いで連発していた。

自分も竿を替え、沖をメタルジグで探る。
予想通りのエソ入れ食い。
間違って平たいのや青いのが喰わないかと続けるが釣っても釣ってもエソばかり。

「川直さん!何か分からんのが釣れた!」
間違って海の落とし物みたいな生きものを釣ってしまうおやぢサン。

DSC_0562
「ペンチある?外して!」
えー、つまんだらめっちゃ紫色の液体吹き出しそうでヤだ。

磯裏のkamikazeサンは…
マズメからあまりに静かで海に落ちてんじゃないかと見に行くと…居た。
すでに竿を“ベンダバール”に持ち替えて投げるたびに「来たっ!」とキレイに曲げ続けている。
「エソ入れ食い!楽しいよ~!この竿懐かしいだろ?やってみる?」
えー、ベンダバールはもういいよー。
メバルも何匹かしっかりと釣っているようだ。

そして迎えが来て終了。

DSC_0563
船の上、互いのバッカンを覗きこむ。
おー、kamikazeサン、何かデカいのが居る。赤いのも。
おー、おやぢサン、バッカンが黒くてよく分からん。中の魚が見事に擬態してる。

港で計測。

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もっと大きく感じていた自分のは25cmちょうどだった。
kamikazeサンのメバルと並べて勝負。

DSC_0569
下のkamikazeサンの方が大きいし、太いね。


去年を思えば上出来な今回の釣果。
最初はこんなメバル釣りがあること自体知らなかったし、何から何まで二人に教えてもらってお客様みたいに接待してもらっての釣りだけど、去年から色々悩んで揃えたベイトタックルで出した結果だから、そこだけは「やったぜ-!」と心の中で叫んどく。

皆さんお疲れ様でした。
今年も誘ってくれてありがとう。


あー、また行きたいなぁ。
時合が短すぎて切ないよ。